御主祭神の名前の「ウカ」は穀物・食物の意味で、穀物の神様で、伏見稲荷大社の主祭神であり、稲荷神として広く信仰されています。稲荷大明神のお使いと言われるのがキツネですが、長九郎稲荷のキツネはメスで、自分の姿は決して見せず、ヒキガエルになって人間の前に現れるそうです。このため、社殿の中には、ヒキガエルの木像が安置されています。また、周囲には大蛇が住んでおり、社殿を守っていると言われていて、近年、蛇の抜け殻が見つかったため、それも社殿の中に額に納められています。
長九郎稲荷の鎮座する場所は、長崎台で、離島や山頂を除けば、日本で最も早く日の出が見られ、水平線が一望できます。水平線が望め地球を丸く感じていただくことができます。
かつてはボロボロのお稲荷さまだったそうですが、2002年(平成14)頃に近隣の女性たちが、素晴らしい御利益があるので建て直そうと、皆でお金を出し合って社殿を新築しました。その社殿が、2011年(平成23年)の東日本大震災で壊れてしまいましたので、再建するために皆様のご協力を得て再建の途上にあります。五穀と海の豊穣と銚子地域の発展を願い、そして感謝の場所として愛されるよう誠意努力をしてまいる所存ですので、皆様におきましても、ご厚情お願い申し上げる次第です。